みなさん、Worlds2020(WCS)は楽しんでいるでしょうか。
筆者はこれまでWCSの観戦日記とPICK'EMに関してブログを更新してきましたが、読者のかたに何か新しい知見を提供できたかというと、残念ながらできていないと考えております。そこで、今回の記事ではこれまでとは趣向を変えて、筆者が普段研究で用いている機械学習や深層学習の手法とLeague of Legends(LoL)を関連させたものにしようと思います。
LJLの実況解説をご覧になっている方はご存知と思いますが、LJLではBanPick終了後や試合途中に勝率予想を行う「ブリッツ君」(表記は不明)が登場していました。気になったので、Google検索などしてみたのですが引っ掛かりませんでした。(情報がございましたら教えてください。)個人的に観戦中の一要素として楽しみにしていたのと、今回のWCSでブリッツ君が現れないこともあって、それじゃあ自分で再現してみようという試みを始めています。とりあえず名前は「Bli2君プロジェクト」としています。*1
ノックアウトステージまでに間に合わせたいという時間的な制約があり、本記事はプロジェクトの中身をかいつまんだものになっています。まだまだ、改善部分がある点と記事に書かれていない部分の手順も存在する点に留意して読んでいただけると嬉しいです。今後、時間がある時に、最新および詳細な内容と新しい記事として更新していく予定です。
- プロトタイプ第1弾の概要
- 学習データの準備
- 使用する機械学習モデル
- モデルへの入力情報
- 問題点
- 予測対象
- 今回の狙い
- Bli2君 プロトタイプ第1弾 学習結果&試しに使ってみる
- WCS Group Stage の試合で使ってみた!
- Group Stage Day5 Tiebreaker: Suning vs G2:Suning Win
- Group Stage Day6: JDG vs DRX:JDG Win
- Group Stage Day8: DRX vs TES:TES Win
- WCS Group Stage の試合で使ってみた!
- おまけ:特徴量重要度からメタが分かるかも!
- 最後に
細かい部分が気にならない方は、「学習結果&試しに使ってみた」から読むと面白いと思います。
*1:事前に入念なリサーチをせず、個人ブログだから大丈夫だろうという見切り発車をしています。要請があれば記事削除も検討します。